「貴方に話せるほど軽い話じゃないんです」

「どういうことだ!?わ、私だって・・・!」

「貴方に話しても無意味です!ヒダカ様やウズミ様をだしてくださいっ!!!」

「・・・・勝手にしろっ!」






































第20話 戦いの始まりは突然で騒がしい音から始まる













































「お父様・・・!!!!」



 バタンッ



ウズミとヒダカが話している部屋にカガリと誰かが突然入ってきた。


「何ごとだ、カガリ」

「此奴がお父様とヒダカさんに話があるって。私には解らない話しだって」


カガリはじっと、後ろに居る少年を見た。


少年はニッコリと笑ったがすぐ真面目な表情に戻る。


「お久しぶりです、ヒダカ様」

「…ニコルか、どうした…?」

「実は、トリスで色々問題が発生しまして…
 多分、ヒダカ様の事がクライン派にばれたかと…」

「そうか・・」


ヒダカは何故オーヴにいるのだろう?























































「貴方は嫌い。私に光をさそうとするから・・だから、嫌い」



  ガタン・・・ッ



「これはこれは・・船の中は退屈ですか?クライン嬢」


オーヴへ向かう、水中船の中・・。


「…そうですわね。飽きたのかもしれません」


ラクスは海を眺めて言う。


「貴方のような人が一体誰に恋焦がれているのです?」


ラウがラクスに言う。


「私が恋焦がれる・・?」

「違うのですか?」

「私は彼なんてどうだっていいですわ・・」


ラクスは冷たく、低い声で言う。


「…そのようには見えません・・」

「貴方は一体何が言いたいのですか?」

「いえ、別に・・ラクス嬢が元気が無いのが・・」

「……貴方は私の命令に従えばそれでよいのです!出て行きなさい・・・!!!!」


ラクスは怒鳴った。


「……解りました」

「ところで・・・貴方には別の命令を下したはずです。この船から下りるべきはずでは?」

「・・・そうでしたね。申し訳ありません」


ラウはニヤッと不気味な笑みを浮かべ、去っていった。


「…ふっ……弱いな。ラクス嬢は。これなら私が上へ立てる」


何時まで心に嘘をつくの・・?





















































「・・・はぁ・・・っはぁ・・・はぁ・・・まだ、つかない」


何時までも追いかける・・たどり着くまで・・・












































「…何処…だろう。わかんない・・・・」


心配だよ・・・アスラン・・・・!!!!


「・・・ミリアリア・・・アスランの場所、わかる・・?」

「解るわけないでしょう?キラの方がずーっとアスランの側に居るのよ?」


僕のずっと側・・。

ずっとアスランを追いかけてた。

アスラン、行かないで・・そう、ずっと叫んでた。

でも、僕は何も知らない。

アスランの行き場所も、何もかも・・。

”お兄ちゃん”だから、ずっと甘えていただけ・・。

僕は・・それでいいの?

ずっとそんなのでも、僕はいいの・・?

よくないよ。全然・・。


「キラ!」

「え?」


わ。ミリアリア・・か。


「……何時までもじっとしてないで、捜しましょう?」

「……うん……!」
















後書き――――――――――――――○
ネタギレです。多分。。。。
書きたくない。解らない。
って感じでした。。
他のを進めます。でも、祝、20話。
此処まで呼んでくださった方がいれば、感謝です。